一日目最後の霊場・国分寺の門。聖武天皇勅願の文字が見える。
本堂とお揃いの格好の大師堂と納経場。
時間ぎりぎりで到着したが、納経して頂けた。
常楽寺から15番国分寺(阿波国分寺)までは僅か800mの道のりである。ほぼ5時きっかりに
到着、納経はして頂けたが、あのときに出てきた住職さんの雰囲気から勝手に想像するに
(注:想像する、という事は、実際の相手の心理を反映するのと同じかそれ以上に、想像者
本人の心理を反映する)、遅刻だけど若造からから多めに見て貰えた、という印象が否めない。
納経を終えてから、オレンジ色の太陽光を浴びて、ゆっくりと本堂・大師堂を参拝し、写真を
撮る。本来、納経は納札を納めた証明として頂くものなので、お参りをしてから頂くのが筋なの
だが、旅の日程の都合、この国分寺と75番三角寺だけは納経後にお参りをしている。
お寺自体は、集落の中の親しみやすいお寺という印象だ。本堂・大師堂・納経所がお揃いの
デザインなのがとても美しい。
本堂の燭台にて、大量のボウフラを発見する。不殺生なので、殺虫剤を撒くわけにいかない
のは分かるが、まさに蚊の治外法権である。恐ろしい。しかしそんな事を考えるのもまた、不徳、
というやつなのだろうか。
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