沢山の人で賑わう根香寺山門。すぐ脇には有名な牛鬼の像が建ってます。。
ここの森はちょっと薄暗くて苔が生えていたりする。夜は怖いかもしれない。
何かの行事?そんなに広くないお堂にも、沢山の参拝者が。
本堂近くの中庭の写真。紅と白の梅の色が庭にマッチしている。
真っ赤な大師堂は、沢山の人が備えたお線香の匂いで満たされていた。
続く根来寺も山の中のお寺だ。この辺りの山地は五色台といい、八十一番白峰寺
は白峰山に、八十二番根香寺は青峰山という山に建っている。讃岐平野を一望
出来る場所だけに、道路のそこここに展望台とラブホテルが建ち並んでいる。
牛鬼のおっかない像を横目に、階段を上って本堂に向かう。この日十七番目の
霊場なので、鬱蒼とした森を抜ける階段がきつい。本堂へと至る回廊には郷照寺
顔負けの物凄い数の観音様が並んでいて、寄進者の都道府県別に陳列してあった。
やはり四国や関西圏の寄進者が多く、北陸や信州や東北の寄進者は少ないが、
これは地理的・宗教的に仕方のないことなのだろう。とはいえ、どれほどの信仰を
集めているかが伺われた。本堂のきれいな庭(梅が咲いていた)や、大師堂近くの
立派な明王像など、見所の多い霊場だ。この霊場もまた、参拝客が滅茶苦茶多くて
びっくりした。
以上、十七カ所の霊場を春の日程二日目に参拝し終えた。当初の予想よりも
遙かに多い霊場を回れたのは、六十五番三角寺を前日に巡拝できたお陰。離れた
霊場やロープウェイの霊場をきちんと回れたのは凄く大きかったなぁと思う。
それと何より、『最新へんろ地図』と遍路看板を律儀に守った事も、迷子を防いで
くれてとても良かった。車遍路は必携。 |