約半年ぶりにみる四国遍路の風景となった、延命寺の本堂とその周辺。
来たくて来たくて仕方がなかっただけに、霊場を詣でた喜びは格別だった。
境内の本堂に至る一本道には、ご覧のように露天が軒を連ねる。
お遍路グッズだけでなく、地元の野菜や御接待の品も混じっている。
2003年3月21日、約半年ぶりにお遍路さんを再開した。午前五時に神戸市を出発し、
十時四十分ごろに今治市に到着。天気は晴れ、なかなか幸先の良いスタートだ。
手洗いや仁王門の一礼などのマナーは大体覚えているが、さすがに線香を取り出して火を
つける手つきがおぼつかない。お寺の境内には、わびしいような懐かしいような屋台が並び、
お遍路グッズや地元の土産物・野菜などが売られていた。立ち並ぶ屋台の中に溶け込むよう
に納経所が建っていて、見つけるのにちょっと手間取る。11時に到着したためなのか、
境内に人気は少ない。他の遍路さんもいないなか、のんびりした気持ちでお参りさせて頂いた。
上々の滑り出しだ。
混雑する今治市内を抜けて、一路南光坊へ。道中、お城の形をしたへんてこな
マンションや、すっげぇ田舎くさい花屋さん等をみかける。最新へんろ地図にも載っている
このマンション、都会に建ってたとしても目立つと思う…。 |