【旅の記録 菩提の道場(愛媛県) その2】
 第四十五番岩屋寺〜第四十九番大寶寺までの、ただの感想&写真だけです。
 

→第四十五番岩屋寺
→第四十六番浄瑠璃寺 →第四十七番八坂寺
→第四十八番西林寺   →第四十九番浄土寺














第四十八番 清滝山 安養院  西林寺
本尊:十一面観音菩薩御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌:弥陀仏の 世界を訊ね ゆきたくば
     西の林の 寺に詣れよ

                
       この霊場も、関所の霊場。悪い人は通過できなかった筈だ。

                
    久しぶりに見る、広くて白い石畳と沢山のお遍路さん達。庭園も大きく、
         浄瑠璃寺や八坂寺などとは随分違った情緒がある。

                
  大師堂前のワンショット。 バスツアーの人達だろう、集団でお線香をあげて先達に
     合わせて般若心経を唱えている。これもお遍路さんらしい光景だ。


 浄瑠璃寺からはお寺の密集地帯が続くため、八坂寺からは大して時間をかけずに移動する。
大きな道沿いに建っていることもあり、迷うことなく西林寺に到着。
 昼前という時間のせいなのか立地のせいなのか、岩屋寺以来久しぶりに大量のお遍路さんと
遭遇する。また、今回の旅行中初めて、このとき雨がポツポツと降り始めた。風も出てきて、
太めの線香では着火しづらい状況に。
手入れの行き届いた庭にはサボテンの花が咲いている。やっぱりここは南国だ。

 納経後、おなかが減ったので近くのうどん屋(四国だけのチェーン?)に入る。さぬきうどんに
色々とトッピングしたりできるファミレス形式。めちゃくちゃ空腹だったせいか、すごく美味しかった。
でも沢山待たされてかなりしんどい思いをする。

 次の浄土寺までは、国道や伊予鉄道を横切る渋滞だらけのエリアを進まなければならなかった。
特に、伊予鉄道を横切って左折してからがかなり分かりづらいのでご注意を。




第四十九番 西林山 三蔵院  浄土寺
本尊:釈迦如来御真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
御詠歌:十悪の 我が身を捨てず そのままに
     浄土の寺へ 詣りこそすれ


                
    山、というよりは丘の麓に建っている浄土寺。この近辺は霊場が比較的密集
    しているが、どの霊場も個性が豊かで飽きない。この霊場は、竹林が印象的。

                
     左右になだらかに伸びた屋根を持つ本堂。うるさい主張が無いにも
        関わらず一度見たらなかなか忘れがたいものがある。

                
  大師堂の後ろには竹林が広がっている。風をうけてざわめいている様も趣深い。


 恐ろしく道路がこんがらがった住宅地の奥に苦労して侵入。ちょっと迷った後に小さな駐車場を
発見する。入り口の仁王門の阿吽の像がのっけから怖い。一礼して境内に入ると、この辺りの
霊場では結構見慣れてきた真っ白な敷石と美しい庭造りが広がる。

 本堂がなんともシンプルな美しい形をしていたので写真を撮ったが、大師堂と後ろの竹林も
趣深く、竹が風にざわめくさまがとても綺麗だった。

 なお、このお寺は空也上人ゆかりのお寺ということで、納経所には空也上人の絵や像が
飾られていた。京都の六波羅密寺のものと殆ど同じモノです。



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