【旅の記録 菩提の道場(愛媛県) その1】
 第四十番観自在寺〜第四十四番大寶寺までの、ただの感想&写真だけです。
 

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 美食倶楽部in宿毛

 ひまわりソーダ みかん水(果汁1%)
 みかん果汁入り炭酸飲料
 砂糖、ぶどう糖果糖液糖、みかん果汁、酸味料、香料
 ひまわり乳業(株)南国工場

 ゲロ氏は薬みたいでまずいというが、やや砂糖が強いもののみかんあじの
 ソーダだと思う。お世辞にも旨いとはいえないが、まあ、絶対飲めない
 という事はないか。確かに、薬っぽいし。









第四十三番 源光山 円手院  明石寺
本尊:千手観音菩薩御真言:おん ばざらたらま きりく そわか
御詠歌:聞くならく 千手の誓い 不思議には
     大盤石も 軽くあげ石

                
     久々に山の麓の霊場をお詣りする。この先階段がどんどん増えていく…。

                
      明石寺は緑豊かな霊場だ。背後の山の緑に溶け込むように建っている。
        正面に映っているのた本堂。右側に大師堂、左側に納経所が並ぶ。

 小さな峠を越えて、小高い山の裾にある山寺に到着した。徳島県や高知県の山寺が
あまりに険しかった事もあって、お寺の背後の山がとても柔らかい印象を受ける。それよりも
何よりもインパクトがあったのは、駐車場わきの売店に置かれていた、お遍路さんの服を着た
マネキン人形だ。‥‥すらりと長い手足、モデルのようなポーズ、そこに白衣と金剛杖である。
なんともミスマッチな感じが素敵である。しかも、変なスカートをはいている。
ここのお寺の鐘の真下にも、不思議な箱が置かれていた。あれは一体なんなんだろう?
ああ、余計なものばかり見て余計なことばかり書いているような気が……。


 第四十三番から第四十四番までは百キロ近い道のりである。愛媛県の海岸部から、一気に
内陸部に移動する。長距離を運転するため随分と雑談に花が咲く。運動会の童歌を妹ゲロ氏
と合唱したり、徹夜明けのようなテンションが高さが続いた。きっと疲れていたに違いない。
道中、「死んだ魚の冷急車」と書かれたトラックを見かけてやたらと笑うのも、そのせいか。
これまでの長距離移動が本州では珍しいような素晴らしくも田舎な風景だったのに対して、
この道中は国道沿いがすっかり開発されていてあまりびっくりするような風景に出くわす事は
なかった。四十四番までの道程と四十四番からの道程はすごく対照的なので、ご覧あれ。




第四十四番 菅生山 大覚院  大寶寺
本尊:十一面観音菩薩御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌:今の世は 大悲のめぐみ 菅生山
     ついには弥陀の 誓いをぞ待つ

                   
 堂々と「菅王山」と掲げられた山門。このアングルからも判るとおり、見上げるような門だ。

                
      四国遍路随一の大きさを誇る山門だけに、仁王像もかなりのサイズだ。

                
     沢山のお遍路さん達と階段ですれ違う。旅に慣れたせいもあってか、
  行き交うお遍路さん達と挨拶や話をすることが増えてくる。道中何度も逢う人も。

                
   境内の一角を撮った写真。こういう静かな落ち着く風景が旅先のどこにでもある。

 約二時間のドライブの末に、山奥の大寶寺に到着する。駐車所からお寺の正門まで数百
メートル。時期が時期だったためか、ものすごい数のお遍路じいさんやばあさんに出会う。
坂の上り下りで互いに挨拶をしながら、杖をついて曲がりくねった路を登って行く。古い正門を
くぐった後も、まだまだ階段が続く。写真をみて貰えれば分かると思うが、深い森の中の長〜い
階段を登る。

法則:きつい登りのほうが、挨拶が増える。
次の岩屋寺でこの事はいっそう証明されるのであった。



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