朝五時起きで乗り込んだ龍光寺の朝の風景。写真を拡大してみると鳥居が
立っていることにお気づき頂けることだろう。不思議な風景だ。
小さなつくりの大師堂。朝一番なので気温も低くお詣りしやすかった。
カメヤマローソクのベンチ(結構多くの霊場に置いてある)がある納経所の風景。
この納経所で八十代とおぼしき老住職に書いて頂いた。今もお元気だろうか?
第一回遠征の最終日がやってきた。この日は午前中は晴れ→午後曇りとなる。
結局一度も雨には遭わなかったわけで、よくもまあ天気が保ったものである。
宿毛に宿を取ってしまったため、龍光寺まですごい距離になってしまったため、
久しぶりに五時起きで、まだ暗いうちに宿を出発する。しかしこれが幸いして、混雑して
大変だといわれていた宇和島市内のバイパスをすんなり通過する事に成功する。
7:00ほぼきっかりにお寺に到着。町はずれの山奥に鳥居とお寺が同居した不思議な
寺があった。朝一のつもりだったのに妙に混雑していて、納経所では行列が出来ていた。
ここで、一人で何冊も納経しているうえに掛け軸にまで朱印を押して貰っているおばさんが、
住職さんのお説教をくらっていた。
住職さんはたぶん年齢80近いじいさまだったが、辺りによく通る声で「遍路を廻って、
心身ともに綺麗になって帰ってください。以前、人品卑しい旦那がここに来たときetc...」
とお説教なさっていた。毅然とした、聖職者に相応しい態度に心洗われる気分だった。 |