第三十番 百々山 東明院 善楽寺 | |
本尊:阿弥陀如来 | 御真言:おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌:人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えるぬるかな |
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二十八番〜三十五番ぐらいの間は、信号も多く道がごちゃごちゃしているため、ちょっと した迷子に陥る事がたびたびあり、非常にやきもきさせられた。素早く方向転換して迷子を follow出来た時には「大師のお導きだ」と思いたくなるが、同伴のゲロ氏は「そんなの偶然だ」 と水を差して見事に気分を萎えさせてくれた。困った妹である。 それはさておき、第三十番善楽寺への道程もまた、ちょこちょこと迷いながらも何とか 到着するという状態だった。繰り返される迷子に、疲労が募る。善楽寺は、高知市内の ちょっと小高い丘の上、住宅地のど真ん中に建っている。道理で迷いやすいわけである。 白い敷砂が美しい、なんだか十七番井戸寺に雰囲気のよく似た親しみやすい感じのお寺だ。 ここで、『最新へんろ地図』を発見したので1000円で購入。迷子続きの私達にとって、 一筋の光明にも似た大変ありがたいアイテムだった。この地図には、普通の案内地図では ちょっと考えられないような細かな道標までが偏執病的に記載されている。 この地図は、これから先の旅で猛烈に役に立った。後でも何度も取りあげることになるが、 この地図は車遍路の人は見つけたら即ゲットだ!絶対に役に立つ! なお、この寺は、今回の旅行中、唯一写真を取り忘れたお寺になってしまった。なにせ、 この寺には門らしき門が無い。いままでのお寺は、どこも立派な門があって、それを目印に なってカメラを取り出していたのが仇になったらしい。以後は、門が無くてもカメラを取り出す ように気を付けるようにした。 次の竹林寺への道中も、高知市郊外を走るややこしい道のりが続く。幹線道路を通るので 車の台数も多く、混雑していてなかなか前に進まないしている。何種類かの地図と 照合しながら走るも、恐ろしい事に、どの地図とも道路が微妙に異なっている。 怯えながら暫く走り続けたが、気づいた時には竹林寺の入り口の上り坂に出会う事が出来た。 なんでだろう?この上り坂の途中、駐車場がぽこぽことたくさんあって紛らわしい。 登りが終わって下りに入り、アイスクリン屋さんがある所が正解。 |