時期が悪かったのか、大量の毛虫が境内をうろつき回っていた繁多寺。
桜の木が沢山あってしかも不殺生と来ているから、毛虫天国だ。
町中の小さな丘の途中に建っている繁多寺からは瀬戸内海も見えるらしい。
この時のお詣りでは毛虫を踏まないように足下ばかり見ていて気づかなかった。
第四十九浄土寺から目と鼻の先の距離なのに、あまりにも住宅街の道路がごちゃごちゃ
していて、かなり迷って時間を喰ってしまった。最新へんろ地図を持っていても迷うぐらいだから
かなりのものである。繁多寺そのものは、住宅街のはずれの小高い丘の上に建っていた。
この繁多寺で一番印象的だったのは、なんといっても毛虫の大群。
桜の木が多く、春先はどんなにか綺麗だろうと想像できるものの、見渡す限りの毛虫、毛虫、
毛虫!不殺生なので、お寺の方も退治するわけにはいかないのだろう、大量の毛虫が
はびこっていた。
なお、この霊場の境内には上に石が積まれた鳥居がぽつんと立っていた。
ここに限らず、四国には古ぼけた鳥居がぽつんとあるのがよく見かけられる。
どことなく怖い感じがするのは、迷信深いという事だろうか。 |